成績アップの秘訣~基礎と実践のバランス「中学社会#14~偏西風と季節風~」 勉強が好きになる小中高生向け学習塾「札幌自学塾」

 

 

 

 

 

前回 平野と盆地と台地

 

 

 

1.偏西風と季節風の違い

 

まず季節風ですが、これは気候の説明で必ず出てくる言葉です。

 

日本も含めてアジアの国の気候と関連づけて出てきます

 

 

 

次に偏西風というのは、主にヨーロッパの気候の説明で出てくる言葉です。

 

 

 

 

偏西風は緯度40度~60度を中心とした中緯度地方において、年中西寄りの方向に吹く風で、海洋部から大陸西部に上陸します。

 

 

季節風はモンスーンとも呼ばれ、インドや東南アジア、日本などアジア東部において、冬と夏で風向きが正反対になる風のことです。大陸部と海洋部の温度や気圧の差が原因で吹きます。

 

 

 

 

 

- 偏西風と季節風の違い -

 

 

▼偏西風

 

・ヨーロッパの気候と関連して出てくる言葉。

 

・緯度40度~60度の中緯度地方で、一年中西から吹いている風

 

・海洋部から大陸西部に上陸。

 

 

▼季節風(モンスーン)

 

・日本を含めアジアの気候と関連して出てくる言葉。

 

・アジア東部において、冬と夏で風向きが正反対になる風

 

・大陸部と海洋部の温度や気圧の差が原因。

 

 

  

 

 

 

2.偏西風の吹く地域と気候の特徴

 

偏西風が典型的に吹く地域は、北緯40度~60度付近のヨーロッパ中部から北部にかけてです。

 

緯度30度付近に年中位置する大西洋の高気圧から、西寄りの風すなわち偏西風が1年を通してヨーロッパに吹いてくるのです。

 

 

ただ、実際には1年中毎日のように西風が吹くわけではなく、西風の確率が高いというイメージです。

 

 

この偏西風が大西洋の湿った空気を年中もたらすので、年中一定した降水量になりやすいという特徴があります。

 

ただし、日本ほど降水量は多くありません。

 

 

また、暖流の北大西洋海流もほぼ同じ方向に流れているため、あたたかい空気をもたらし冬でも温暖になります。

 

もともと日本より高緯度に位置するので、夏は比較的涼しく、結果的に気温の年較差が小さくなります

 

 

 

このように偏西風の影響で、降水量や気温の年較差が小さくなる気候を西岸海洋性気候といいます。

 

 

 

同じように西岸海洋性気候が見られる地域として、南半球のニュージーランドも有名です。

 

ニュージーランドは南緯40度付近に位置し、国土全体が西岸海洋性気候になっている温和な国です。

 

 

 

 

3.季節風の吹く地域と気候の特徴

 

季節風が典型的に吹く地域は、西はインド付近から、東は日本にかけてのアジア東部で、モンスーンアジアとも呼ばれる地域です。

 

大陸の幅が広いユーラシア大陸東部と、インド洋・太平洋が向かい合う形で位置しているのがアジア東部です。

 

 

 

海洋部に比べて、大陸部の方が夏は温まりやすく冬は冷えやすいという特徴があります。

 

この気候の特徴によって、大陸部と海洋部で気温や気圧に差が生まれます。

 

そうなると、夏は海洋部に高気圧が、冬は大陸に高気圧が発達し、そこから風が吹き出すのです。

 

そのため夏と冬で風向きが正反対になります

 

 

 

 

日本では夏は南東季節風、冬は北西季節風が吹きます。

 

夏は太平洋からの湿った空気の影響で、太平洋側を中心に降水量が多くなります。

 

冬は大陸からの季節風が日本海の湿った空気を運んできて、日本海側に雪を降らせます。

 

 

 

インドや東南アジアでは、夏は南西季節風となり降水量が非常に多くなります。

 

一方、冬は大陸からの北東季節風のため降水量が少なくなり、雨季と乾季がはっきり分かれる気候になっています。

 

 

 

日本とインドでは季節風の向きが違うことに注意しましょう。

 

 

 

 

4.まとめ

 

最後に偏西風と季節風の違いをもう一度整理しておきましょう。

 

 

偏西風は緯度40度~60度の中緯度地方において、一年中西から吹く風のことです。

 

中部ヨーロッパを中心に西岸海洋性気候をもたらします。

 

 

 

季節風はアジア東部において、夏と冬で風向きが正反対になる風のことです。

 

日本では夏は南東季節風、冬は北西季節風。

 

インドでは夏は南西季節風、冬は北東季節風になります。

 

 

 

 

次回は「寒流と暖流」です!

 

 

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