1.山地と山脈と高地の違い
山地と山脈、それに高地、似たような言葉ですがそれぞれどのように違うのでしょうか。
この3つの言葉のうち、もっとも一般的なのが山地です。
そして山脈と高地はその特別な場合と考えるとわかりやすくなります。
山地は、平野や台地に対する言葉で、起伏(高低差)のある山々が連なっているところ
山脈は、山地の中でも特に山稜線(山頂と山頂を結ぶ尾根線)が脈状(細長くつながっている状態)に連続しているところ
高地は、山地の中でも起伏が少なく、全体として幅を持って広がっているところ
というように区別されています。
それぞれの地名は慣習的に長く用いられているので、例えば山脈と呼ばれているところを山地と書くと、厳密には間違いということになるので注意しましょう。
もっとも一般的なのが山地。
その中で、特別な場合に使う名称が山脈と高地。
▼山地
平野や台地に対する言葉で、起伏のある山々が連なっているところ。
▼山脈
山地の中でも特に、山稜線が脈状に連続しているところ。
▼山地
山地の中でも起伏が少なく、全体として幅を持って広がっているところ。
2.山地と山脈と高地の具体例
それでは具体的な例を日本の各地方からあげていきます。
山地
山地の例としてまずあげられるのが、山々が長く続く九州山地や、中国山地、四国山地、そして近畿地方南部の紀伊山地です。

中国山地はなだらかで、四国山地は険しいという違いがありますが、それぞれ冬の季節風と夏の季節風をさえぎるため、間に位置する瀬戸内地方は降水量の少ない気候になっています。
また紀伊山地の南側は、夏の季節風の影響で非常に降水量が多くなります。
このように、これらの山地は気候の特色と結びつけて押さえておくと良いでしょう。
ほかにも、関東地方西部の関東山地、秋田県の出羽山地、北海道北部の北見山地などがあります。
山脈
山脈の例としては、何といっても日本アルプスと呼ばれる3つの山脈が有名です。

中部地方の中央部にある、飛騨山脈(北アルプス)、木曽山脈(中央アルプス)、赤石山脈(南アルプス)の3つで、いずれも3000m級の山々の鋭い山稜線が連なっています。
ほかにも、越後山脈や東北中央部を縦断する奥羽山脈、さらには北海道南部の日高山脈などがあります。
高地
高地の例としては、まず岩手県の北上高地があげられます。
地図帳で確認すると、岩手県の中部から東部にかけて、色のうすい茶色の部分が幅広く分布しているのがわかると思います。

もうひとつ、福島県から茨城県北部にかけての阿武隈高地もよく知られています。
3.まとめ
最後に山地と山脈と高地の違いと、具体的な地名をもう一度整理しておきましょう。
山地は起伏のある山々が連なっているところで、
九州山地、中国山地、四国山地、紀伊山地、関東山地、出羽山地、北見山地など。
山脈は山頂部を結ぶ山稜線が連続してつながっているところで、
飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈の日本アルプス、越後山脈、奥羽山脈、日高山脈など。
高地は起伏の少ない山々が幅広く分布しているところで、
阿武隈高地、北上高地など。
それぞれの違いと有名な山の名前をしっかりと覚えておきましょう!
次回は「平野と盆地と台地」です!
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