1.発熱反応と吸熱反応
▼発熱反応
反応後に熱が発生する化学変化のこと。
反応後に温度が上がっている。
反応前の物質 → 反応後の物質 + 熱エネルギー
▼吸熱反応
反応前に熱が吸収される化学変化のこと。
反応後に温度が下がっている。
反応前の物質 + 熱エネルギー → 反応後の物質
発熱反応の例
・燃焼
熱や光をともなう酸化のこと。
・中和反応
酸とアルカリの反応。
・鉄 + 硫黄 → 硫化鉄
鉄と硫黄の化合。
化学反応式は Fe + S → FeS
・酸化カルシウム + 水 → 水酸化カルシウム
化学反応式は CaO + H₂O → Ca(OH)₂
吸熱反応の例
・塩化アンモニウム + 水酸化カルシウム → アンモニア
アンモニアの代表的な発生方法。
化学反応式は 2NH₄Cl + Ca(OH)₂ → 2NH₃ + CaCl₂ + 2H₂O
・クエン酸 + 炭酸水素ナトリウム → 二酸化炭素
※「~アンモニウム」がからむ反応・「クエン酸」がからむ反応は吸熱反応です!
2.化学カイロ
化学カイロの中身は
・鉄粉・・・・・・酸素と化合して熱を発生させる。
・活性炭・・・・・酸素を集まりやすくしている。
・食塩(水)・・・酸化の速度をはやめている。
となっています。
鉄の酸化が発熱反応であることを利用した道具と言えます。
次回は「電気分解で生じるもの」です!
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