成績アップの秘訣~基礎と実践のバランス「中学理科#142~はく検電器①~」 勉強が好きになる小中高生向け学習塾「札幌自学塾」

 

 

 

 

 

前回 静電気

 

 

 

1.はく検電器

【はく検電器】とは・・・

 

静電気が発生したことを確かめる装置のこと。

 

はくの部分が開いたり閉じたりする。

 


 

 

はじめ、はく検電器では+の電気も-の電気も均等に散らばっています。

 

↓の図では、-の電気のみに注目しています。

 

 

この-の電気の移動によって、はく検電器の「はく」の部分が開いたり閉じたりします。

 

その変化について見ていきましょう。

 

 

実験1

①はく検電器に-に帯電した棒を近づける。

 

 

 

②はく検電器にあった-の電気は棒にしりぞけられ、はくに追いやられる。

 

 

-の電気どうしはしりぞけ合います。

 

そのため、はく検電器の-の電気は「はく」の部分に追いやられます。

 

 

 

③はくの-の電気が互いにしりぞけ合うので、はくが開く。

 

 

「はく」の部分の-の電気どうしが互いにしりぞけ合います。

 

 

 

実験2

①はく検電器に+に帯電した棒を近づける。

 

 

 

②はく検電器にあった-の電気は棒に引きよせられ、金属板に集まる。

 

 

はく検電器にあった-の電気は、上の金属板に集まります。

 

「はく」の部分は-の電気がなくなるので、+の電気を帯びることになります。

 

 

 

③はくの+の電気が互いにしりぞけ合うので、はくが開く。

 

 

「はく」の部分の+の電気どうしが互いにしりぞけ合います。

 

 

 

- POINT -

 

・+と+、-と-はしりぞけ合う。

 

・+と-は引き合う。