1.音とは
●音源
振動して音を出すもの。発音体とも言う。
●波
振動が次々と伝わる現象。
●音
波の一種。空気や水などがあれば振動が伝わる。
何もない真空中では伝わらない。
2.音の波形
●オシロスコープ
音を波形化するための器具。
●振幅
振動の中心からの振れ幅。
音の大きさを決めている。
●振動数
1秒間に起こる振動の回数。または1秒あたりの波の数。
音の高さを決めている。
単位は【Hz(ヘルツ)】。
振動数=振動の回数(波の数)÷時間(秒)
で求められる。
↓の図はオシロスコープを用いて音を波の形に変換したものです。
波の山の高さや谷の深さを振幅といいます。(↓)
また、山が始まってから谷が終わるまでを振動1回(波1個)と数えます。(↓)
この波形のデータの横軸1マスあたりを0.01秒としたとき、この音の振動数を求めてみましょう。
振動1回に2マス(=0.01秒×2=0.02秒)かかっています。
振動数は
振動数=振動の回数(波の数)÷時間(秒)
で求められるので
1回÷0.02=50Hz
となります。
これが音の振動数です。
音の大きさ
●音の大きさ
音の大きさは振幅と関係がある。
大きな音・・・振幅が大きい
小さな音・・・振幅が小さい
上の方で紹介した波形の音に対して、高さは同じままで大きな音は↓のようになります。
音の高さ
●音の高さ
音の高さは振動数と関係がある。
高い音・・・振動数が多い(波が多い)
低い音・・・振動数が少ない(波が少ない)
上の方で紹介した音に対して、大きさは同じで高い音は↓のようになります。
大きさは同じで低い音は↓のようになります。
大きさを大きく、高さを高くした音は↓のようになります。
・音の大きさは振幅できまる。
→ 大きな音は振幅が大きく、小さな音は振幅が小さい。
・音の高さは振動数で決まる。
→ 高い音は振動数が多く、低い音は振動数が少ない。