1.不整合面の形成
●不整合
地層どうしの不連続な重なり。
不連続=地層どうしの境界面がでこぼこということ。
●不整合面
地層どうしが不連続に重なっている面。
不整合面は次のようにしてできます。
①海底で地層が堆積
②土地が隆起(海水面の下降または土地の上昇)
③隆起した土地が陸地となり、風化や侵食の作用を受ける
④その結果、でこぼこな地面になる
⑤ここで土地が沈降(海水面の上昇または土地の下降)
⑥その上に新たに地層が堆積
このようして不整合面が形成されます。
要するに不整合面というのは地層が一度陸地になったという証です。
つまり過去に
隆起 → 風化・侵食 → 沈降
という大地の変動があったということです。
不整合面の数を見れば
土地の隆起回数や沈降回数を読み取ることができるのです。
・不整合のでき方は
地層の隆起 → 地表となった部分が風化・侵食される → 地層の沈降
次回は「露頭の観察」です!