◉震源
ゆれが最初に起こった地点。地下にある。
◉震央
震源の真上の地点。地表にある。
日本付近の震源の分布は↓のようになっています。
✖がプレート海溝型地震の震源分布です。
✖が内陸型地震の震源分布です。
そのほかにもプレートに沿う形で震源が分布しています。
◉初期微動
はじめに起こる小さなゆれ。 P波が引き起こす。
※「微」の漢字間違いに注意!
◉主要動
初期微動のあとに起こる大きなゆれ。S波が引き起こす。
◉P波
震源から発せられる波(振動を次々に伝えるもの)。
S波より速い。初期微動を引き起こす。縦波。
◉S波
震源から発せられる波。
P波よりおそい。主要動を引き起こす。横波。
◉初期微動継続時間
初期微動が続いていた時間。
P波が到着してからS波が到着するまでの時間ともいえる。
地震計という道具によって地震のゆれを測定します。
↓の図は、上下のゆれを測定するための地震計の模式図です。
この地震計の台やばねの部分は地震の発生によりゆれますが、おもりの部分は動きません。
(慣性という性質のため)
これによりトイレットペーパー状に巻かれた記録用紙にゆれが記録されます。
↓の図がその例です。
◉震度
ゆれの大きさ。
0・1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強・7の10段階で表される。
震源に近いほど大きく、震源から遠ければ小さい。
→ 震源からの距離によって変化する。
◉マグニチュード
地震の規模の大きさ。(またはエネルギーの大きさ)
例えるならその地震の破壊力を点数化したようなもの。
マグニチュードが1大きくなるとエネルギーは約32倍。
マグニチュードが2大きくなるとエネルギーは約1000倍(≒32×32)
1つの地震に対して1つの値しかない。
→ 震源からの距離によって変化しない。
※震源がほぼ同じである2つの地震を比べたとき・・・
・マグニチュードが大きい地震
→ ゆれ(震度)も大きくなりやすい。ゆれの伝わる範囲も広い。
・マグニチュードが小さい地震
→ ゆれ(震度)も大きくなりにくい。ゆれの伝わる範囲もせまい。
◉津波
海底の地形の変化にともない、海水が急激に持ち上がること。
◉液状化現象
振動により地盤がやわらかく液体状になる現象。
そのほかにも建物の倒壊やそれに伴う火災なども起こり得ます。
◉緊急地震速報
P波(初期微動)を感知してすぐ、S波(主要動)の到着を予想・計算して速報を出す。
「数秒先に大きなゆれが来る」ということしかわからないが、少しでもゆれに対する備えがで
きるようにするためである。
・地震の分布は、プレートの形と同じになっている。
・地震に関する諸用語を覚えよう。
次回は「地震の波の伝わり」です!