成績アップの秘訣~基礎と実践のバランス「中学理科#72~地震のゆれ~」 勉強が好きになる小中高生向け学習塾「札幌自学塾」 

 

 

◉震源

 

ゆれが最初に起こった地点。地下にある。

 

 

 

 

◉震央

 

震源の真上の地点。地表にある。

 

 

 

 

 

日本付近の震源の分布は↓のようになっています。

 

 

 

 

 

がプレート海溝型地震の震源分布です。

 

が内陸型地震の震源分布です。

 

そのほかにもプレートに沿う形で震源が分布しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◉初期微動

 

はじめに起こる小さなゆれ。 P波が引き起こす。

 

」の漢字間違いに注意!

 

 

 

 

◉主要動

 

初期微動のあとに起こる大きなゆれ。S波が引き起こす。

 

 

 

 

◉P波

 

震源から発せられる振動を次々に伝えるもの)。

 

S波より速い初期微動を引き起こす。縦波。

 

 

 

 

◉S波

 

震源から発せられる波。

 

P波よりおそい。主要動を引き起こす。横波。

 

 

 

 

◉初期微動継続時間

 

初期微動が続いていた時間。

 

P波が到着してからS波が到着するまでの時間ともいえる。

 

 

 

 

 

地震計という道具によって地震のゆれを測定します。

 

↓の図は、上下のゆれを測定するための地震計の模式図です。

 

 

 

 

この地震計の台やばねの部分は地震の発生によりゆれますが、おもりの部分は動きません

(慣性という性質のため)

 

これによりトイレットペーパー状に巻かれた記録用紙にゆれが記録されます。

 

 

↓の図がその例です。

 

 

 

 

 

◉震度

 

ゆれの大きさ。

 

0・1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強・710段階で表される。

 

震源に近いほど大きく、震源から遠ければ小さい。

 

→ 震源からの距離によって変化する

 

 

 

 

◉マグニチュード

 

地震の規模の大きさ。(またはエネルギーの大きさ)

 

例えるならその地震の破壊力を点数化したようなもの。

 

マグニチュードが1大きくなるとエネルギーは約32倍。

 

マグニチュードが2大きくなるとエネルギーは約1000倍(≒32×32)

 

1つの地震に対して1つの値しかない。

 

→ 震源からの距離によって変化しない

 

 

 

※震源がほぼ同じである2つの地震を比べたとき・・・

 

・マグニチュードが大きい地震

 

→ ゆれ(震度)も大きくなりやすい。ゆれの伝わる範囲も広い。

 

 

・マグニチュードが小さい地震

 

→ ゆれ(震度)も大きくなりにくい。ゆれの伝わる範囲もせまい。

 

 

 

 

 

 

 

◉津波

 

 

海底の地形の変化にともない、海水が急激に持ち上がること。

 

 

 

◉液状化現象

 

振動により地盤がやわらかく液体状になる現象。

 

 

 

そのほかにも建物の倒壊やそれに伴う火災なども起こり得ます。

 

 

 

 

◉緊急地震速報

 

P波(初期微動)を感知してすぐ、S波(主要動)の到着を予想・計算して速報を出す。

 

数秒先に大きなゆれが来る」ということしかわからないが、少しでもゆれに対する備えがで

きるようにするためである。

 

 

 

 

- POINT -

 

・地震の分布は、プレートの形と同じになっている。

 

・地震に関する諸用語を覚えよう。

次回は「地震の波の伝わり」です!