算数・数学「計算のポイント」
算数・数学の計算のポイント!
10までの数の合成と分解を理解すること。
意外とあやふやになっている子どもが多いです。
小学校4年生になると急に問題が難しくなってくるので算数嫌いの原因になります。
そのまま中学生になると数学で平均点を取るのは難しいです。
具体的に説明していきます。
最初は5の数の合成と分解から始めます。
5を1と4や、2と3、3と2や、4と1を合わせた数と見ることを5の合成と言います。
逆に5を1と4や、2と3、3と2や、4と1に分けて見ることを5の分解と言います。
同じように6・7・8・9の合成・分解をします。
そして、大事な10の合成・分解は、1と9・2と8・3と7・4と6・5と5です。
これを元に繰り上がり・繰り下がりの計算をします。
2通りあります。
まずは、繰り上がりの計算です。
①5+6=5+(5+1)=(5+5)+1=11
②5+6=5+(10-4)=(5+10)-4=15-4
①の方は、10になる組み合わせをつくって(5+5)から、残りの数(1)をたします。よって答えは11になります。
②の方は、最初に10をたして(5+10)から、多くたした分(4)を引きます。よって答えは11になります。
同じように繰り上がりの計算です。
③7+8=7+(3+5)=(7+3)+5=10+3=15
④7+8=7+(10-2)=(7+10)-2=17-2=15
次に繰り下がりの計算です。
⑤16-9=16-(6+3)=(16-6)-3=10-3=7
⑥16-9=16-(10-1)=(16-10)+1=6+1=7
⑤の方は、10になる組み合わせをつくって(16-6)から、残りの数(3)をひきます。よって答えは7になります。
⑥の方は、最初に10をひいて(16-10)から、ひきすぎた分(1)をたします。よって答えは7になります。
同じように繰り下がりの計算です。
⑤13-7=13-(3+4)=(13-3)-4=10-4=6
⑥13-7=13-(10-3)=(13-10)+3=3+3=6
いかがでしたでしょうか。
あとは、スポーツに体力が必要なように、算数・数学には計算力が必要です。
早く正確に解けるようになるためには、量が必要です。
特に中学の数学は、スピードが大事です。
2桁のたし算・ひき算は、暗算で即答できることが必要です。