漢字は言語として習得せよ!
最近、子どもだけでなく、大人まで語彙力不足が大きな問題となっています。語彙力不足はもちろん読書量の不足がその最大な原因ですが、もう一つは漢字学習の失敗も大きな原因の一つと言えるでしょう。
単語は自立語と付属語に分かれます。付属語は助動詞と助詞で、これはひらがなで表記します。
自立語は単独で文節を作ることができる単語で、感動詞、副詞、接続詞は基本的にひらがなです。それ以外の主語となる言葉、述語となる言葉、形容する言葉は一部の和語やカタカナ語を除けば、すべて漢字なのです。
つまり、漢字は日本語において意味の中核を担うものです。
それなのに多くの子どもたちは漢字を言語として認識せず、ただ書けばそれでいいと思い込んでいるのです。
漢字学習は、書き取りでなく、読み取りを中心に、言語として習得すべきなのです。