割り算の意味
割り算を分けることだけで説明しようとすると壁にぶち当たります。
しかも、割り算は、たし算・ひき算・かけ算を全て使いますのでいっそう難しくなります。
ではどう教えるか? 2つあります!
①全体の数÷いくつ分=1あたりの数
②全体の数÷1あたりの数=いくつ分
かけ算の時に身に覚えがありますね。
かけ算 「1あたりの数×いくつ分=全体の数」
例題1
リンゴが15個、子どもが3人います。同じ数ずつ分けるとしたら何個か?
答) 15÷3=5 5個
例題2
リンゴが15個、一人に3個ずつあげたら何人の子にあげられるか?
答) 15÷3=5 5人
例題3
6個のリンゴで2杯分のリンゴジュースをつくることができる。この時、リンゴジュースコップ1杯あたり何個のリンゴが必要か?
答)6÷2=3 3個
例題4
1/3個のリンゴで1/2杯分のリンゴジュースをつくることができる。この時、リンゴジュースコップ1杯あたりの何個のリンゴが必要か?
答)1/3÷1/2=1/3×2/1=2/3 2/3個
例題5
2/3個のリンゴで5/2杯分のリンゴジュースをつくることができる。この時、リンゴジュースコップ1杯あたりの何個のリンゴが必要か?
答)2/3÷5/2=4/3×2/5=2/15 4/15個
ポイントは、「1あたりの数・いくつ分・全体の数」の意味を知ることです。
幼児から小学生にかけて遊びや日常の中で分けたり、配ったりする経験が必要です。